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ショッピング枠現金化をなぜ使ってはいけないか

ショッピング枠現金化について、先回の記事ではその概要をお伝えするにとどまりましたが、今回はよく論議にもなるその違法性、また危険性についてみていきたいと思います。

ショッピング枠現金化の違法性
2011年に初の逮捕事例がでたショッピング枠現金化ですが、逮捕容疑は出資法違反ということでした。つまり、逮捕された業者は高すぎる利息でお金を貸しているとみなされたわけです。キャッシュバック型のショッピング枠現金化の仕組みについては前の記事を参考にしていただきたいと思いますが、初の逮捕事例となった案件では、商品のネックレスが100円程度のものであったこと、ユーザーは商品を選べなかった点、そしてこの案件では商品の発送があるのははじめだけで二回目以降は商品が発送されていなかったことなどが逮捕の決め手となったようです。

ショッピング枠現金化の場合、融資と商品売買の線引きが困難であることが、摘発を遅らせた原因とも言われていますが、今回の場合は、出資法違反ということで、融資案件として摘発に踏み切ったということでしょう。それでも既存のキャッシュバック型現金化業者は、自分たちを通販ショップとして位置づけていることから、同業者が芋づる式に逮捕されていくということは起こらないかも知れません。しかし反面一度逮捕事例がでたことで、取り締まりが強化されることは間違いないでしょう。

キャッシュバック型のショッピング枠現金化は、キャッシュバック付きオリジナル商品の販売を事業内容としています。しかしほとんど商品価値のないものに高額なキャッシュバックをつけることは景品表示法違反となります。この点でもカード現金化は摘発できそうですが、じつはこの部分でも現金化業者は事業が法に触れないことを強調しています。

景品表示法とは、独占禁止法の特例法として制定された法律で、不当表示や過大な景品類の提供を規制することで公正な競争を確保し、消費者が適正に商品・サービスを選択できる環境を守ることを目的にしています。つまり過剰な景品で消費者を釣るようなことはあってはならないとする法律ということです。

景品表示法では現金化などは「もれなく型」に分類され、景品の最高額が取引額の10%以下、また取引額が1000円以下の場合は、最高額100円の景品までつけられるとする商品売買に該当します。この段階ではすでに景品表示法に違反しているわけですが、「もれなく型」の例外として、割引券・ポイントバック・キャッシュバックに関しては、商品価額の10%以上のものをつけても良いことになっているのです。

そのためショッピング枠現金化業者は、100円程度のものに5万も6万もキャッシュバックしても法律には反していないとするわけです。したがって、ショッピング枠現金化を摘発するには、彼らを販売業者として見るのではなく、違法貸金業者として捉えて違法性を問うことになるわけです。2011年の逮捕事例では、業者を貸金業者としてみたわけですが、これが成立しえたのは、商品が発送されていなかったこと、商品を選ぶことができなかったことがあったからです。

カード現金化を利用すると商品が届くので、それはかならず受け取るように言われるのですが、彼らも商品を受け取った事実をかなり注意するのは、そこがないと通販業者としてみなされない危険性があるからです。しかしこの点は利用者も業者も確実に尊守していくはずですから、業者が販売者でないことを証明するキモを掴むまでにはまだまだ時間がかかるのではないかと考えられます。

逮捕事例が出てもネット上からショッピング枠現金化業者のホームページが消えていかないのは、彼らが自分たちの事業スキームがグレーゾーンである続けられる自信があるからでしょう。当局と現金化業者のイタチごっこはまだしばらくは終わらないかも知れません。

ショッピング枠現金化は違法・合法の前に自分にとって不利益となる
しかし大事なのは、こんなサービスを利用していて、利用者自体に不利益は及ばないのかということです。現状クレジットカード会社は現金化利用に関してかなり神経質になっていて、明らかにカード現金化を利用していると判断された場合はカード利用がブロックされるようになっています。

とくに最近の現金化は海外サイトを利用して買い物をしたとする設定をとっているため、普段海外サイトで買い物をしていない利用者が、突然海外サイトで商品を購入した場合など、自動的にカードが利用できなくなるようになっています。これは盗難による不正利用も防止するためのシステムでもあるのですが、カード現金化を利用させないためのシステムとしても活用できているわけです。

海外サイトに限らず、カード現金化業者を利用すると、聞いたこともないようなショップ名でカード利用が履歴として残りますので、それをチェックしていけばカード会員が現金化を利用しているかどうか案外簡単に分かります。また換金性の高い商品を立て続けに買ったりということも、これまでの利用履歴から判断して不審と判断されると、カードにブロックがかかり使えなくなります。

一度ブロックがかかっても本人から連絡があり、まともな説明がなされればすぐブロックが解かれ利用再開されますが、ここで現金化を利用していることが分かった場合は、その後ずっとカード利用ができなくなる可能性もありますし、よほどひどい場合は、退会させられることもあり得るでしょう。なぜなら、クレジットカードで購入した商品で換金することは会員規約に違反する行為だからです。クレジットカードで購入した商品は、支払いが終了するまで、その所有権はカード会社にあります。つまり他人のものを勝手に売ってお金に変えているのと同じということです。

百貨店などのギフト券がクレジットカードで購入できないのは、あまりに換金性が高いからです。同じ意味では新幹線の回数券も換金性が高いことから、本来ならカードで買えないようになってもおかしくないわけですが、それを本当にカードで買う必要がある方もいるから目をつむっているということなのでしょう。

このようにクレジットカード会社は、現金化利用を非常に迷惑なものとして捉えています。今は苦しいけれど、クレジットカードは末永く使いたいと思っているなら、自分自身のためにもショッピング枠現金化は使わないことです。繰り返すようですが、度々利用していれば、間違いなくカードは使えなくなるでしょう。

ショッピング枠現金化に手を出す前に
ショッピング枠現金化を利用すると、当たり前ですが翌月以降がまたさらに苦しくなっていきます。その時にまた借りるところがなくて追い詰められてしまうようなら、今一時的に楽になれたとしても意味がないでしょう。

でもお金が足らなくて苦しいときは、そんな綺麗事を言っていられないので、ショッピング枠現金化などに手を出すしかなくなってしまうのです。

ただ現金化を利用する前に考えて欲しいのは、それ以外に本当に方法はないのかということです。迫っている支払いに関して言えば、少しでも待ってもらえるものはないでしょうか。相手が公的なものであれば、大抵は待ってもらえます。またカードの支払いなどでも、真剣にお願いしてみれば、返済期日を調整してもらえないとも限りません。

また解約返戻金が発生する積立型の保険を続けているなら、利用者貸付が利用できます。その他にも社会福祉協議会に相談するという道もあります。即日融資は無理ですが生活援助資金を調達することは可能です(もちろん返済義務はありますが)。
苦しいときほど、本当に頼りになるのは強い自分自身です。現金化を使う前にやれることがあれば、まず動いてみることをおすすめします。

ショッピング枠現金化とは

ショッピング枠現金化は、クレジットカード現金化、カード現金化などとも呼ばれるもの。簡単に言うと、換金性のある商品をクレジットカードで購入して、それを現金にしてもらうという一種の融資のようなものをショッピング枠現金化と云います。もちろんショッピング枠現金化業者は融資を行える貸金業者ではありません。

結論から言いますと、ショッピング枠現金化はとても利用をすすめられるものではありません。「ショッピング枠現金化とは何だろう?」「もしかしたら手持ちのカードで資金調達できるのか?」と思い、カード現金化に興味を持ったかたは、即刻その考ええを捨てたほうが良いでしょう。

ここではショッピング枠現金化の仕組みや、その危険性について解説していきますので、ためしに使ってみようと考えていたかたは一度目を通していただければと思います。

キャッシュバック型のショッピング枠現金化
ショッピング枠現金化はかなり前からあるものですが、「怪しい」「違法ではないか」と言われながらなかなか摘発には至りませんでした。しかしついに2011年、ショッピング枠現金化業者初の逮捕者がでました。それでもまだインターネットを検索すると、これを行う業者のサイトが何ページにもわたりでてきますし、アフィリエイトプログラムで、これらの業者を宣伝するアフィリサイトも多数出てきます。こうしたことが続いているのは、ショッピング枠現金化業者に、このサービスは違法ではないとする考えがあるからです。
(つまり、ぎりぎりグレーだとする考えがあるからなのですが、そのあたりについても別途説明していきます)。

その前にショッピング枠現金化の仕組みについて解説してみましょう。

ショッピング枠現金化、クレジットカード現金化と呼ばれるサービス(ここでは敢えてサービスとして説明していきます)は大きく分けると2つパターンがあります。
ひとつはキャッシュバック型とも呼べるもの、もうひとつは商品買取型というもの。

カード現金化というのは、クレジットカードのキャッシング枠を目一杯使っていて、カードで融資を利用できないユーザーをターゲットにしているわけですが、こうしたユーザーはえてしてショッピング枠だけは、利用枠が残っていたりします。
ショッピング枠現金化というのは、このクレジットカードのショッピング枠で、ます特定の商品を購入させます。そしてキャッシュバック型の業者が買わせる商品というのは、1000円ほどの価値もないようなおもちゃやアクセサリー的な景品であることが多く、これをその業者が販売するオリジナル商品としてカードを切らせるわけです。そしてその商品の特典として現金によるキャッシュバックと称して、ユーザーの指定口座にお金を振り込みます。

これでは業者は損ではないかと思うかも知れませんが、キャッシュバック型の現金化業者は、クレジットカード加盟店であり、オリジナル商品を販売する通販ショップであるわけです。したがって利用者がカードを使って10万円で業者のおもちゃを購入すると、それがカード売上となり、カード会社からお金が入ることになります。1000円もしないようなものをたとえば10万円で販売しているわけですから、加盟店手数料と利用者にキャッシュバックしても儲けはしっかり残るわけです。

実際10万円のショッピング枠を使ってどれぐらい、現金化(キャッシュバック)があるかと言うと、よくて6万数千円といったところです。業者のホームページをみると還元率80%とか、なかには90%以上などとのっていますが、ほとんどがデタラメだと考えて良いでしょう。80%もキャッシュバックしていたら、業者の儲けはほとんどなくなってしまいます。90%となると完全に赤字です。クレジットカードの加盟店手数料も差し引かれるわけですから、6割でもキャッシュバックされるなら、まだ良い方なのかも知れません。

この場合だと4万円は利息と変わりませんし、使った10万円をリボ払いなどにして払っていたら、とんでもない大損をしていることになります。追い詰められているときの6万円は大きいですが、それは一時的な安堵にすぎないことは誰が考えても明らかです。でもお金に困っているときは背に腹は変えられないと、誤った判断をしてしまうということで、その心理を突いた商売がショッピング枠現金化というわけです。

買取型のショッピング枠現金化
それでは商品買取型のショッピング枠現金化についてです。こちらはキャッシュバック型とは違いイメージしやすいでしょう。買取型の現金化業者はキャッシュバック型とは違い、クレジットカードの加盟店ではありません。利用者に指定した商品をカードで買わせて、それを買い取るというもので、仕組みとしてはシンプルです。

買わせる商品はあとで転売やオークションに出品しますので、その時点で比較的高く売れる家電製品やブランド品が多いようですが、商品買取型はキャッシュバック型よりも換金率は悪くなります。カードで購入するものはもちろん新品の現行商品ですが、転売目的で買い取るわけですから、高く買えないのは当たり前です。結果的に半額ぐらいで買い取られることになりますので、このパターンがいちばん損だと言えるでしょう。

なおインターネットでホームページを出しているショッピング枠現金化はほとんどがキャッシュバック型です。買取型もあるかも知れませんが、かなり少ないはずです。

また駅側でよく見かけるチケットショップで新幹線の回数券などを買取していたりしますが、これはむかしからあるもので、知っている利用者は、みずからカードで回数券などを買って、こうしたショップに持ち込んで換金しているわけです。これも一種のショッピング枠現金化と言えなくもありませんが、チケットショップでは、クレジットカードで現金化しませんかなどと謳って商売していません。ホームページなどを見ても、お金に困っている人の心をくすぐるような文言は一切書かれていませんので、ここで取り上げている現金化業者とは違うものと区別して良いでしょう。

なおこれは余談になりますが、商品券や交通機関の回数券などは、換金率が安定しておりしかも高いです。商品券は大抵9掛けですし、新幹線の回数券は8掛けです。たとえば買取型のショッピング枠現金化で、13万円ものパソコンを買って持ち込んでも7万円ほどにしかならないことを考えると、商品買取型がいかに馬鹿げている資金調達方法であるかが分かると思います。

商品買取型のショッピング枠現金化業者が少ないのは、あまりに馬鹿げた換金率なので、足がつきやすいということもあるのでしょう。

あまりに低い換金率で損をしないためにも現金化は利用するべきではない
大まかではありますが、ショッピング枠現金化にはキャッシュバック型と商品買取型があり、現金化できたとしても6割前後と非常に低い率であるということがお分かりいただけたと思います。

それでも現金化業者のホームページを見ると80%とか90%以上となっているので、6掛けというのは間違いではないかと思うかたもいるかも知れません。でもこれは経験からお話していることでもあります。私自身クレジットカードに関する記事をかなり書いていますので、カード現金化が本当にそれほどの換金率でキャッシュバックするものなのか利用するふりをして確認してみました。
そうすると業者は、「今回ははじめということでウチもこのぐらいでしか出せないんですよ......」といった返答です。別の現金化業者でも確認してみましたが、「次回から高く還元しますので、今回はじめてということで......」といった、似たような対応です。おそらく続けて利用しても、換金率は変わらないだろうと感じました。それに冷静に考えれば6掛けぐらいでおさめておかなければ、彼らもわりが合わないはずです。

ショッピング枠現金化はとにかく換金率が低いです。違法か合法かの前に、大損しないためにも、手を出すべきではありませんね。

JALマイルをためるのに適したカードは?

航空マイレージをためるのであれば、航空会社が発行元になっているクレジットカードを利用するのがいちばん妥当なのかと考えるのが自然ですが、決してそんなこともなく、一般のカードでも、カード独自のショッピングマイルプランなどに登録することで、航空会社系カードと変わらない、またはそれを凌ぐカードとなるものもあります。

ここでは、そうしたマイルをためるのに適した人気のあるカード(今回はJALマイル)をピックアップして解説してみたいと思います。

ショッピングマイルプランに移行しても永久不滅ポイントはプラスオンされる!セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

まずこの手のカードでも代表的な1枚というと、JALマイルをためるカードになりますが、クレディセゾンのセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードがあげられるでしょう。

このカードはアメックス提携カードとして大変根強い人気を誇るカードで、アメックスも所有しているけれど、セゾン・アメックスもよく使っているというかたが結構いたりします。アメックスゴールドとは違い申込入会できることから、グリーンカードは持っているけれど、ゴールドのほうはセゾン・アメックスを使っているということもあるようで、アメックスファンからも愛されているカードと言えるでしょう。

セゾンゴールドのポイントプログラムは当然セゾン独自の「永久不滅ポイント」で、アメックスのものではありません。ポイント付与は1000円ごとに1.5ポイント、還元率では0.75%ということで標準よりちょっと良いぐらい。それでも海外利用になると1000円で2ポイントつき、還元率では1%になります。アメックス自体が還元率が0.5%と意外と平凡なので、その点ではセゾン・アメックスを持つ意味はあると言えるのではないでしょうか。

そしてマイレージについてです。マイレージ移行できるのはJALマイルで、標準のポイント交換では200ポイントが400マイルになるということで、ここはどことも大体同じレートになるのですが、ショッピングマイルプランといういわゆる自動移行プランを選択すると1000円で10マイルつくことになります。標準のポイント交換なら1000円で3マイルというレートですから、JALマイルをためていくなら、年会費を4200円負担したとしてもプランに参加したほうが良いでしょう。

ただこれだとJALカードの10マイルコースと同じなんですよね。ただしセゾンゴールドのほうは、セゾンカードのオンラインモール『永久不滅.com』を利用した場合のボーナスポイントは加算されるのです。そうなるとJALカードよりもマイレージをためやすいカードとなるのですね。とくにポイント倍率が高く設定されている商品を買うとボーナスポイントが大きくなるので、それをマイル移行によってJALマイルをより効率的にためていけるでしょう。

なおセゾン・アメックスのショッピングマイルプランは下位カードのセゾンブルー・アメックスでも利用できますが、年会費は5250円とやや高くなります。また上位カードのセゾンプラチナ・アメックスではショッピングマイルプランは無料で利用できますので、JALマイルをいちばんおトクにためられるカードはというとセゾンプラチナになるわけですが、だれでも気軽に持てるというカードでもないでしょうから、通常のクレジットカードでJALマイルをためるのであれば、セゾンゴールドをまず目標に持つことを目指してみてはと思います。

セゾン・アメックスは、カード特典もいろいろ充実している素晴らしいカードで、クレジットカードが好きなかたなら"いずれは取得してみたいカード"のひとつとして上がってくるものではないかと思います。

高還元でポイントをためられる東急カードはJALマイラーにぴったりのカード

セゾン・アメックスのような年会費が高くないカードでもJALマイルがためやすいカードがあります。それは東急カードです。

東急カードにはJALマイレージバンク機能を搭載した『東急 TOP&ClubQ JMBカード』や、同じくコンフォートメンバーズ機能がついた『東急 TOP&ClubQ JMBカード(コンフォートメンバーズ機能付)』、そしてPASMO一体型の『東急 TOP&ClubQ JMBカード PASMO』という3つのタイプのカードがありますが、カード名を見てもらうと分かる通り、すべてJMB機能が搭載されていて、TOKYUポイントのマイル移行レートはJALカードの5マイルコースと同じレートです(1000円で5マイル)。

それでも東急カードでは、年会費を追加してでも10マイルコースを選択できないので、JALマイルをガンガンためたいかたには物足りなく感じられるかもしれないですね。

それでも東急カードを東急のハウスカードとしてしっかり使っていける人なら、JALマイルもかなりためやすいはずなのです。というのも東急カードは「TOP&Webプラス」と「ご利用代金WEB明細サービス」に利用登録するだけで、東急グループ以外のお店で買い物した場合でも200円につき2ポイント付与され、還元率で1%のカードとなるというのがひとつ。それと東急グループ内、とくに東急百貨店で利用すると還元率は最低でも3%となり、最大では10%という還元率の高いカードになるのです。

当然ですが一般的なクレジットカードの、少なくとも2倍、東急百貨店をよく使うかたなら3倍以上のペースでポイントがたまっていきます。これを手数料など負担せず5マイルコースでマイル移行することになりますから、クレジットカードのショッピング利用でJALマイルをためる最強のカードと言っても良いぐらいです。

ただひとつ残念なのは、東急グループを利用する機会が少ないかたには、このカードの醍醐味が薄れてしまうということです。それでも最低限還元率1%カードとしては使えますから持っておいて損はないカードです。

ボーナスマイルをためるだけのカードをひとつ確保しておく

ここで紹介した2枚は、JALカードとの提携カードではありませんから、入会ボーナスや継続ボーナス、またフライトボーナスといったものはつきません。ですから、ボーナスマイルがためられるように、適当なJALカードをひとつ確保しておき、ショッピングマイルは、ここで紹介したような効率の良いカードでためていくということが良いのではないかと思います。

同じJALカードでも年会費の高いカードは入会ボーナス・継続ボーナスも2000マイル付与され、区間ボーナスも25%とかなり高くなります。これらはワイドカードやワイドゴールドカードと言われるもので、ボーナスマイルが多くもらえること以外では、ビジネスクラスのチェックインを利用できるということがこれらのカードの特徴となります。

搭乗機会が多いかたならワイドカードでも良いでしょうが、どちらかと言うと陸マイラーというなら、一般カードで十分かと思います。またVISAブランドの10マイルコースは6300円と年会費が高くなりましたので、マイ・ペイすリボ云々はあるかと思いますがJCBブランドのほうが2100円と安くておすすめです。

ショッピング専用には上記のVISAブランドのカードが使えるわけですから、ボーナスマイルをためる目的のカードはJCBでも何ら問題はないからです。

チマチマと姑息な感じがしなくもないですが、またマイレージをためやすいカードを、機会をみてご紹介してみたいと思います。

 

 

意外と見落とされている高還元カード『東急カード TOP&』

東急カードは東急グリープの東急カード株式会社が発行するクレジットカードで、たしか出たばかりの頃はTOPカードと言われるハウスカードだったと記憶しています。東急カードに強い関心もなかったことから、その後はTOPカードという名前だけ頭には残っていましたが、現在あらためて東急カードの中身を調べてみると相当おトクなカードであることが分かり紹介することにしました。まさに隠れた実力派クレジットカードと言う感じが東急カードということになるかと思います。

東急カードは以下の3種類の基本カードで構成されています。

・JALマイレージバンク機能が搭載されたカード『東急 TOP&ClubQ JMBカード』

・JALマイレージバンク機能にコンフォートメンバーズ機能がプラスされた『東急 TOP&ClubQ JMBカード(コンフォートメンバーズ機能付)』

・JALマイレージバンク機能が搭載されたカードにPASMO一体型となった『東急 TOP&ClubQ JMBカード PASMO』

そしてこの上にJALマイレージバンクとそれにコンフォートメンバーズ機能がプラスされたゴールドカードが用意されています。しかし東急カードの実力は基本カードでも十分得られますので無理にゴールドを目指す必要はありません。

3つとも基本的にはJALマイレージバンク機能が搭載されており、JALショッピングプレミアムに参加していない状態(移行レートは1000円=10ポイント=5マイル換算)が東急カードのマイレージの実力ではありますが、マイル移行手数料がかからないでこのレートが適用されているので、ポイントをマイル移行するタイプのクレジットカードとしては十分な内容だと思います。

またPASMO機能がないカードでも、分離型カードは発行できるようになっているので、機能的に充実しているカードなると『東急 TOP&ClubQ JMBカード(コンフォートメンバーズ機能付)』になるかも知れませんが、電子マネーとしてPASMOを使う頻度が高そうなら一体型が便利に使えると思います。

電子マネーEdyチャージでも200円につき2ポイント付与される!

では東急カードがなぜすごいカードなのかを少しずつ解説していきたいと思います。

まず東急カードということで、東急グループでの利用が圧倒的に有利になるカードではありますが、東急グループ以外ではおトクではないかと言うとそんなこともありません。東急グループ以外では基本的に0.5%還元の標準的な設定となるのですが、「TOP&Webプラス」と「ご利用代金WEB明細サービス」へ登録すると200円ごとに2ポイント付与され、還元率では1.0%になりますので、東急グループのお店を利用する機会が少ないかたでも、普段使いのメインカードとして利用して効率的にポイントをためていくことができます。この点がイオンカードとは違うところですね。

それと後払い型電子マネーが徐々に普及していますが、まだまだEdyカードを使っているかたは少なくないはずです。東急カードは、現在少なくなったEdyカードへのチャージもポイント付与対象となる貴重なカードでもあります。Edyユーザーであれば東急カードは持っておいてもよいのではないでしょうか。

また東急カードはポイント付与対象外となるものが基本的になく、Edyに限らずモバイルSuicaチャージ、めずらしいところではSMART ICOCAへのチャージも普通と変わらずポイント付与対象となります。もちろんこの場合でも「TOP&Webプラス」と「ご利用代金WEB明細サービス」に登録していれば、200円ごとに2ポイントでポイントがつくようになっています。

これを知っただけでも東急カードを使ってみようかなと思った人は結構いるんじゃないかと思うのですがいかがでしょうか。

PASMOって知っていましたか?

ところでPASMOという電子マネーは、何に使うカードかご存知でしょうか。おそらく知っているかたのほうが多いとは思うのですが、簡単に概略を説明しておきますね。

PASMOは、Suicaと同様に電車やバスを素早く決済してしまうIC乗車券のことです。もともとはパスネットとして使っていたことがあるかたもいると思いますが、現在では首都圏全域のJR、私鉄、地下鉄(26社)、さらにバス(76社)が全て使え、北関東から東伊豆まで、関東圏で幅広く利用できるようになっています。

PASMOもSuicaとほぼ変わらない便利さがありますが、唯一PASMOがSuicaに負けていると思うのは、モバイルSuicaのように携帯にPASMO機能を載せるところまでいっていないということでしょう。PASMOよりSuicaが普及している理由はやはりモバイルSuicaが使えるからだと言えます。

今後はPASMOでもモバイルPASMOができるかも知れませんが、そうなればPASMOの利用者はかなり増えるのではないかと思います。

なお東急カードではPASMO機能が一体型になった『東急 TOP&ClubQ JMBカード PASMO』がありますが、ほかのカードでもPASMOは分離型カード(独立カード)として発行できますし、オートチャージできるように設定することも可能です。分離型のPASMOでもオートチャージできるのであれば、かなり便利使いやすいと思うのですがいかがでしょうか。

東急カードはハウスカードとして使うと無条件で高還元なカードとなる

PASMOで少し脱線してしまいましたが、PASMOを理解しておかないと東急カードを理解したことにはならないので、PASMOについてはおさえておいてください。

それでは話を戻します。

東急カードは東急グループ以外でも還元率1.0%カードとして使えることから、イオンカードよりもおトクなカードと言えるかも知れないとしたわけですが、ではグループ内のハウスカードとしてはどうなのかといところをみていきましょう

まず東急グループ内にはさまざまな店舗がありますが、地域密着型の東急ストア・プレッセでは「TOP&Webプラス」と「ご利用代金WEB明細サービス」への登録にかかわらず、200円ごとに2ポイントが付与されます。つまり自動的に還元1.0%のカードとして利用できるということです。

またそれだけではなく、月間の利用金額に応じて、翌月にボーナスポイントがもらえるのです。

・2万円以上   ―― 100ポイント

・3万円以上   ―― 200ポイント

・5万円以上   ―― 500ポイント

・7万円以上   ―― 1250ポイント

・10万円以上 ―― 2500ポイン

以上が利用額あたりのボーナスポイントとなります。

なかなか太っ腹なポイント設定ではないでしょうか。東急ストアで食品だけ買ったとしても、家族4人なら最低でも100ポイントはかならず獲得できるラインです。

無条件で1%還元で利用でき、このぐらいのボーナスポイントがつくのですから、スーパー系店舗のポイントとしては良いほうではなでしょうか。

 

これが東急ストア以外の東急百貨店になると、無条件で還元率3%で利用できるカードとなります。そして年間の買い上げが10万円に満たない場合でも還元率3%は維持されます。しかしこれが10万円を超える利用をしていくと還元率が5%、7%とあがっていき、最大では10%まで上昇します(還元率10%は年間で300万円以上利用した場合)。

また年間買い上げ額が50万円以上100万円未満の7%還元のランクの会員さんは平日に限り駐車場優待が受けられます。さらに上のランク、100万円以上の買い上げをしているかたには5000ポイントから50000ポイントがポーナスポイントとして与えられるようになっています。

東急カードはハウスカードとして利用してくれたかたに、もっとも手厚く還元してくれるわけですが、この手厚さはほかの流通系クレジットカードのなかでも最高のものであるだけでなく、クレジットカード全体でみても魅力的な高還元カードと言えるのではないでしょうか。

なおポイントの有効期限は最長3年ですが、これも無期限ではないにしろ、期限つきのなかでは長いほうです。

コンフォートメンバーズ機能は東急ホテルズの高還元ポイントがたまる特典

東急カードのなかでも『東急 TOP&ClubQ JMBカード(コンフォートメンバーズ機能付)』は、全国の東急ホテルズの宿泊やホテル内のレストランやバーの利用代金につき100円ごとに5ポイント付与される特典を持ちます。

東急ホテルズのなかでも多くのかたに馴染みがあるのは、ビジネス利用でむかしから有名な東急インがあります。東急インは、出張の多いビジネスマンなら長く愛用しているかたがたくさんいる、きれいで心地よいビジネス向け宿泊施設です。

また東急ホテルズには『ザ・キャピトルホテル 東急』をはじめ『エクセルホテル東急』『ホテル東急ビズフォート』などの都会的なホテルから『東急リゾートホテル』のような大自然を満喫できるリゾートホテルまで、幅広いラインナップがありますが、どのタイプのホテルにも東急らしい清潔感と洗練された心地よさがしっかりと貫かれています。

コンフォートメンバーズの特典は、還元率5%のコンフォートメンバーズポイントをためていくものですが、これが1000ポイントたまると1000円分としてホテルの宿泊代金等に充当して使うこともできますし、2000ポイントたまるとこれを一般のTOKYUポイントに交換して利用することも可能です。

コンフォートメンバーズ機能がついた東急カードは、出張が多く東急インなどをよく利用されているかたや、東急のホテルの良さを理解して、むかしからよく使っているかたに合った特典と言えるかも知れませんね。

 

東急カードはどうしてもポイント還元率が高いことから、ポイント中心の解説になってしまいましたが、ショッピングやエンターテインメント施設を多く抱える東急グループで使えるカードですから、使いこなせるかたならもっと色々な特典を東急カードを通して利用できます。東急グループをよく使っているかたなら、一般カードなら年会費は1050円ですから、持っておいて損はないといえるでしょう。

おすすめビューカードをあと3枚

Suica機能が搭載されているビューカードはJRの利用を快適にしてくれます。新幹線を利用した国内旅行でもビューカードを交通費の決済カードとして使うと、旅の計画も自由度が増すことでしょう。

先回のビューカード紹介では、基本となる『ビュースイカ』とマイラーからも支持されている『JALカードSuica』と『ANA VISA Suicaカード』を紹介してみました。

ただビューカードは結構種類がありますので、もう少し紹介するべきカードもあるかと思い『ビックカメラSuicaカード』と駅ビル系カード『ルミネカード』『アトレクラブ ビューSuicaカード』の3枚を紹介してみたいと思います。

まず人気があって所有しているかたが多い『ビックカメラSuicaカード』からみていきましょう。

『ビュースイカ』よりおトク!『ビックカメラSuicaカード』

『ビックカメラSuicaカード』はビューカードの基本カードとなる『ビュースイカ』に大手家電量販店ビックカメラのビックポイント機能を合体させたクレジットカードです。

地域によってはビックカメラが出店していないところもあるでしょうから、全国区のカードとは言えないかも知れませんが、ビックカメラはオンラインショップもありますから、通販で家電を買う機会があるかたにとっては『ビックカメラSuicaカード』は全国区のカードとして利用することができます。

また首都圏を中心としたビューカードユーザーのなかでは、『ビックカメラSuicaカード』は所有している人が結構多いカードでもあります。なぜこのカードをビューカードとして所有している人が多いかというと、『ビュースイカ』でかかる年会費の500円が『ビックカメラSuicaカード』になると無料となるからです。具体的には初年度無料、翌年度以降も1回でもカードを使えば年会費は無料となるというものです。

しかも基本仕様は『ビュースイカ』と同じで、『VIEWプラス』の利用ではポイント3倍であり、モバイルSuicaの年会費も無料です。これならあとは『ビックカメラSuicaカード』のカードフェイスがどうしても気に入らないとかビックカメラが好きではないといった理由でもなければ、『ビックカメラSuicaカード』を選ばない理由はありません。

しかも『ビックカメラSuicaカード』は、『VIEWプラス』以外の買い物でも1000円ごとに5ビックポイントと2ビューサンクスポイントがつきますので(両方共還元率では0.5%)、『ビュースイカ』が通常の買い物では0.5%の還元率のところ、『ビックカメラSuicaカード』なら還元率1.0%のカードとして使用できるのです。最低でも1.0%、『VIEWプラス』を利用すると1.5%のカードとなりますから、サブではなくメインカードとして使えるカードとなるわけですね。

なおピックカメラのビックポイントは1ポイント1円としてビックカメラでのショッピングに充当することができるほか、1500ポイントを1000円分のSuicaに交換することもできます。ビックポイントは最後のポイント付与日から2年間有効ですから、2年に1度でもビックカメラを利用すればビックポイントは実質的に有効期限が無期限ということになります(ビューサンクスポイントは最大2年間となります)。

ビックカメラをあまり使わないというかたでも『ビックカメラSuicaカード』をビューカードとして持っておくことは悪い選択ではないでしょう。

全ショップいつでも5%オフが嬉しい『ルミネカード』

『ルミネカード』はJR東日本グループが運営しているショッピングビルでの買い物がおトクになるビューカードです。ビューカードの基本特典を網羅したベーシックカード『ビュースイカ』をベースにしてつくられていますので、ビューカードとしても十分使えるクレジットカードです。通勤途中にルミネで買い物をする機会が多いかたなら、このカードは持っておいても良いのではないでしょうか。

ただし同じショッピングステーションビルのアトレでは、ルミネと同じ割引特典などは利用できませんので、アトレのほうが利用頻度が高いというかたは後述する『アトレクラブ ビューSuicaカード』をご検討ください。

『ルミネカード』を使うとルミネ内のすべてのショップが5%オフで利用できます。『ルミネカード』は年会費が1000円(初年度無料)かかるのですが、ルミネをよく利用しているかたなら5%オフで年会費のもとはすぐとれるはずです。飲食店での利用も5%オフとなりますので、服などはほとんど買わないけれど会社帰りにルミネで食事する機会があるというかたもこのカードの恩恵を得ることができるはずです

またルミネでの年間利用額に応じてルミネ商品券がもらえる特典があります。この特典では、年間利用金額が20万円以上のかたは1000円分、50万円以上のかたは2000円分、70万円以上100万円未満のかたは3000円分、それ以上は5000円分の商品券がもらえるようになっています。正直もう少し還元してあげても良さそうな感じがしますが、年間20万円利用しているとしたら、5%オフ分で1万円はサービスになっていますので、このご時世では妥当なところかも知れません。

もちろんルミネ会員としてのさまざまな特典も用意されていますので、駅ビルでのショッピングが生活の一部になっているようなかたなら、使って損はないカードです(もちろんビューカードとしての機能もありますから......)。

実質還元率は1%以上になる『アトレクラブ ビューSuicaカード』

『アトレクラブ ビューSuicaカード』もビューカードの基本機能を押さえた『ビュースイカ』をベースにつくられたショッピングビル提携カードで、JR東日本グループのアトレとアトレヴィで利用するとビューサンクスポイントのほかにアトレポイントが105円ごとに2ポイント付与されるおトクなビューカードです。

年会費は『ルミネカード』より安くて500円(初年度無料)となっていますが、『ルミネカード』のほうが全品いつでも5%オフとなっているぶん年会費も高いのではないでしょうか。なおたまったアトレポイントは500ポイントで、アトレおよびアトレヴィで利用できる500円分の商品券と交換できます。ということは、アトレポイントは還元率で1%ですから、それほど悪い率ではありませんね。それにアトレやアトレヴィの利用についてもサンクスビューポイントがつきますので、トータルの還元率では1.5%のカードということになります。

通勤途中のアトレによる機会が多く、実際買い物などもよくするというかたなら、持っておいて損はないカードではないかと思います。

ビューカードの定期券機能について

『ルミネカード』も『アトレクラブ ビューSuicaカード』もそれぞれの駅ビルでの利用がおトクになるのはもちろんですが、『ビュースイカ』と同じビューカード機能が利用できる点がやはり嬉しいところです。『VIEWプラス』関連の利用でポイントが3倍になることや、モバイルSuicaが年会費無料で利用できることもピューカードのメリットですが、『ビュースイカ』には定期券機能がついていますので、通勤でJRを利用するかたにとっては、このことも大きな魅力となるはずです。

『ルミネカード』も『アトレクラブ ビューSuicaカード』にも定期券機能が搭載されています。どちらのカードもOLさん向きのカードと言えるかと思いますので、定期券機能はかなり便利で重宝してもらえると思います。

定期券機能とは、ビューカードを定期券として使えるようにする機能のことです。『ルミネカード』や『アトレクラブ ビューSuicaカード』を定期券として使うには、定期券発売機に当該カードを挿入し、定期券情報を書き込むだけで定期券として使用できます(定期券代はカードで自動決済されます)。

そうするとカードの裏面に定期券が小さくなって印字されます。あとはこれを改札機にタッチするだけで定期券として使えるわけです。

通常はSuica定期券を持つことになるわけですが、定期券機能が搭載されたビューカードユーザーは、クレジットカードだけで済みますので財布などがかさばらないですみます。またビューカードと一体になっていることで、乗り越ししてもそのぶんは改札機にタッチするだけで自動精算されます。つまり精算機に並んで精算する必要がなくなるということです。

さらに嬉しいのは、JR以外の鉄道やバスなどの定期券は磁気定期券としてもう1枚余計に持つ必要があったわけですが、定期券機能があるカードだと、それ1枚で利用できるのです

本体はクレジットカードですから無くさないように注意しなければなりませんが、万一に備えて盗難・紛失補償がついていますので、たとえ不正使用されても安心ではあります。ただし常に携行することになるわけですから管理には注意したいところですね。

もちろん定期券機能は冒頭で紹介している『ビックカメラSuicaカード』にも備わっていますので必要なかたは使ってみてください。

 

ビューカードはどれを選ぶと良いか?

ビューカードは東日本旅客鉄道(JR東日本)のグループ会社、株式会社ビューカードが発行しているクレジットカードです。ビューカードは1993年から発行されているクレジットカードですが、ビューカードの普及が加速したのは携帯とIC乗車機能が一体になった『モバイルSuica』が登場した2006年あたりからだと思います。

ビューカードは結構種類が多く、どれを選んだら良いか迷ってしまいますが、はじめてビューカードを持つなら、Suica機能が使えるビューカードで、もっともスタンダードなカード『ビュースイカ』カードがいちばん選ばれるところかも知れません。しかしビューカードユーザーにはほかにも人気のある(よく選ばれている)カードがありますので、ビューカードがはじめてのかたでも、比較してみると良いかも知れません。

ゴールデンウイークが過ぎると、新しい職場の雰囲気にも慣れてきて、通勤にも便利なビューカードを検討するかたもでてくるかも知れませんので、ここでは代表的且つよく選ばれているビューカードを比較・紹介していきたいと思います。

※なおここで紹介する3枚以外にも、色々なビューカードがあります。追って別の機会に特徴をまとめて紹介できればと考えています。

ビューカードの基本カード『ビュースイカ』の概要

まずはいちばんスタンダードなビューカード『ビュースイカ』からみていきましょう。ビューカードは定期券機能、そしてもちろんですがSuicaオートチャージ機能が附帯しています。それと『ビュースイカ』をモバイルSuicaの入金用カードに指定しておくとモバイルSuicaの年会費1000円が無料となります。『ビュースイカ』自体の年会費は500円で、これだけは無料にはなりませんが、後ほど紹介します通り、『ビュースイカ』は非常に高還元なカードとして使うことができますので、カード本体の年会費は簡単にもとがとれると思います。

利用限度額は最低15万円から40万円まで拡大していきます。JRでの移動をスムーズにしてくれるクレジットカードを交通費決済中心に使用するのであれば、まず十分な利用枠ではないかと思います。『ビュースイカ』には定期券機能も搭載されていますので、新社会人かたなどがとりあえず1枚つくっておくというなら、このカードからビューカードを使い始めてみるのも悪くないでしょう。

『ビュースイカ』の申込資格は高校生を除く18歳以上で、連絡がとれるかたとあり、審査基準も緩やかです。支払い方法は分割やリボも使えますが、分割やリボを使って交通費を支払うと現金で切符を買っているほうがトクになってしまいます。交通費決済を主目的に使うビューカードは一括払いに徹して使うようにしてください。分割・リボを使ってしまいそうなかたはつくらないほうが良いぐらいです(ぜひご注意ください)。

なお『ビュースイカ』カードは基本的に国内でのSuicaチャージカードとして使うということが多いと思いますが、海外旅行保険(死亡・後遺障害 最大500万円、傷害・疾病治療補償 最大50万円)と、国内旅行保険(死亡・後遺障害 最大1000万円、入院・通院・手術の定額補償)が附帯されており、トラベルカードとしての一面もみせています。そして当然ながら、カードを紛失したり盗難された場合の不正使用を補償する紛失・盗難補償も附帯されています。ビューカードは一度つくるとつねに持ち歩くカードになりますから、この点でも安心ですね。

『VIEWプラス』でポイント3倍

ビューカードのポイントプログラムは、ビューサンクスポイントと云い、1000円ごとに2ポイントつくようになっています(還元率では0.5%)。しかしそれだけではなく、JR東日本での利用では、1000円ごとに6ポイントつくようになっています。『ビュースイカ』などは、ほとんどJR系の利用が主体となるはずですから、ポイントはかなり早いスピードでたまっていくはずです。

ピューサンクスポイントのポイント3倍サービスは『VIEWプラス』と云いますが、これは、切符や定期券、びゅう国内旅行商品、Suica定期券・MYSuica・Suicaカード、ビューカードによるSuicaチャージとモバイルSuicaへのチャージ、オレンジカード、携帯電話からのライナー券予約、モバイルSuica特急券・定期券・Suicaグリーン券の購入などがあります。

なんといってもいちばん身近な『VIEWプラス』はSuicaチャージです。ビューサンクスポイントは400ポイントたまるとSuicaチャージにも使えるほかルミネ商品券などとの交換も可能です(ルミネ商品券は650ポイントから交換できる)。『ビュースイカ』はビューカードの基本機能をすべて備えていますから、とくにこだわりがなければ、このカードを選んでおけば間違いないでしょう。

ビューカードは株式会社ビューカードが発行しているカードのほかに他社が提携して発行しているビューType IIカードというものがあります。

ビューType IIカードのなかでも人気があるのは、『JALカードSuica』と『ANA VISA Suicaカード』です。どちらもJALカードとANAカードといった航空会社系列のクレジットカードが提携してSuica機能を搭載させています。つまり最終的にJALマイルやANAマイルをためながら、同時にビューサンクスポイントをためているかたに選ばれているカードということになります。

それではまず『JALカードSuica』のほうからみていきましょう。

JALマイルをSuicaに交換できる『JALカードSuica』

『JALカードSuica』は、JALマイルをSuicaに交換できる唯一のカードであり、この点が『JALカードSuica』の最大のウリとなります。

『JALカードSuica』はビューカードとしても使えるカードですから、JR東日本のみどりの窓口やびゅうプラザ、クレジットカード対応の券売機の利用などでもそうですが、SuicaやモバイルSuicaへのチャージでも1000円につき2ポイントではなく6ポイントたまるようになっています。

これ以外に一般のお店などでのカード利用でたまるポイントはJALマイルとして計上されていきます。そしてためたJALマイルは特典航空券の交換を目指してためていくというのが普通なのですが、『JALカードSuica』に関してはためたJALマイルをSuicaに使うことができるのです。つまりJRや私鉄、地下鉄、バスなどいったSuicaが使えるものにもJALマイルを消費することができるわけですね。

それと『JALカードSuica』は、モバイルSuicaの年会費1000円が当面無料となります。

また『JALカードSuica』は200円につき1マイルたまるのですが、年会費2100円のショッピングマイルプレミアムに参加すると100円で1マイルのレートでJALマイルがたまります。JALマイルをためているかたならショッピングマイルプレミアムは利用したほうが良いでしょう(2倍の違いは大きい!)。

なお『JALカードSuica』は本体でも2100円もかかりますから(初年度無料)、ショッピングマイルプレミアムに参加すると合計4200円もの年会費を負担しなければなりませんので、ちょっときついと感じるかたもいることでしょう。ただし『JALカードSuica』は、入会後初回搭乗で1000マイルが付与され、フライトのたびに区間マイルの10%がボーナスでもらえるのですから、実際に搭乗機会が多いかたなら年会費分のもとはすぐとれると思います。

また『JALカードSuica』にはJALカード家族プログラム・JALカードツアープレミアム・JALカード割引などの多彩な特典が用意されていますので、これも加えて考えれば、年会費はそれほどの負担にはならないでしょう。ただし実際にJALを利用するかたということが前提になります。カードを所有して普通に買い物をするだけというなら、もちろんベーシックな『ビュースイカ』などで十分です。

なお『JALカードSuica』は国際ブランドがJCBとなり、電子マネーとしてSuicaのほかにJAL ICが一体型となってセットされています。利用限度額は通常の一般カードと同等で、具体的にはJALカードとビューカードがそれぞれに設定することになりますが、初回であれば大体30万円ほどの利用枠が設定されるはずです。

旅行保険は海外が死亡・後遺障害で最高1000万円、治療補償はなく救援者費用補償で最高100万円となっています。国内旅行保険は、死亡・後遺障害が1000万円となり、その他の定額給付的な補償はありません。

10マイル移行手数料が高いところがネックとなる『ANA VISA Suicaカード』

『JALカードSuica』とよく比較される『JALカードSuica』ですが、最終的にはANAマイルをためているのか、JALマイルをためているのかということが決め手となるのではと思います(当たり前ですね)。

ただこの2枚を比較した場合、『ANA VISA Suicaカード』は10マイルコースのマイル移行手数料が年間6300円かかり、『JALカードSuica』が2100円でショッピングマイルプレミアムに参加できる点を考えると、その差は大きいといわざるを得ません。

ただし『ANA VISA Suicaカード』は、三井住友VISAカードがベースとなっていることから、「マイ・ペイすリボ」と「WEB利用明細書サービス」に登録するとカード本体の年会費は788円になります。10マイルコースを利用しない場合は、マイルのたまるスピードは、ショッピングマイルプレミアムが2100円で利用できる『JALカードSuica』にはかなわないですが、年会費をおさえて利用できるというメリットは『ANA VISA Suicaカード』にあるでしょう。

なおSuica機能は搭載されていませんがマイルだけをためるということなら『ANA・JCBカード』は年間2100円で10マイルコースが利用できます。

またSuicaチャージ利用がかなり多いかたの場合は、『ANA VISA Suicaカード』でもワールドプレゼントポイントがかなりたまるでしょうから、たまった時点で10マイルコースに移行し、手数料を負担しても10マイルコースでマイルへ移行させたほうが良い局面もあるでしょう。

移行手数料が高いだけに微妙なカードですが、VISAブランドということで海外での利用しやすさといったメリットもあります。正直ANAマイルをためているかたなら『ANA・JCBカード』のほうが人気はありますが、Suica機能が搭載されており、サンクスピューポイントの3倍や、モバイルSuicaの年会費無料というメリットもありますので、Suica機能を持たせたいANAカードとして検討する価値はあるカードです。

なお旅行保険は『JALカードSuica』と同じで、海外旅行保険は死亡・後遺障害で最高1000万円、治療補償はなく救援者費用補償で最高100万円となり、国内旅行保険は、死亡・後遺障害が1000万円となります。


使いこなしてみたいデビットカード

デビットカードは、利用した時点で決済が完了してしまうクレジットカードです。デビットカードは連動している指定口座の残高が利用可能額となっています。利用した時点で即時利用代金が一括で引き落としされるというのがデビットカードです。では口座にお金がはいっていなければどうなるかと言えば、クレジットカードとして利用できません。こうした仕組みですから、クレジットカードとしてはとても不便なものと感じるかも知れませんが、クレジットカードのような使いすぎる心配はありませんし、支払い明細が届くこともありません。延滞とか督促といったことからも無縁です。その意味では、最高に気分良く使えるのがデビットカードの利点ではないかと思います。

5年前につくったデビットカードは、それほど使わないでいましたが、つい最近更新されて新しいカードが届き、そういえばデビットカードがあったということを思い出しました。そんなこともあって、これからはデビットカードをメインに使ってみようかと考えています。

現金感覚で使うから無駄遣いが減る

デビットカードのなかでもいちばん人気があるのはスルガ銀行のVISAデビットではないかと思います。デビットカードは、もしかしたらスルガのVISAデビット以前にもあったかも知れませんが、デビットカードを一躍有名にして利用者を増やすきっかけとなったのはスルガ銀行のVISAデビットがでたことが大きいと思います。

クレジットカードはお金がなくても使える点が助かりますが、一時的でも借りて使っているということがありますので、期日までに使った分を用意しなければならないという縛りがあります。デビットカードのように、何があってもカード会社に迷惑をかける心配がないということは精神衛生上にも良いと思います。

デビットカードでも口座にたくさんお金があるかたは、使いすぎてしまうこともあるかも知れませんが、カードで決済すると口座残高がすぐなくなりますので、自動的にセーブして使うようになるでしょう。現金と同じ感覚で利用できるので、無駄遣いは間違いなく減少すると思います。

当たり前ですがVISAのクレジットカードとしてどこでも使える

VISAデビットはクレジットカードでもありますので、VISAが使えるところであれば、普通にクレジットカードとして使用できます。現金感覚で使えるデビットカードですが、いちいち現金を引き出すためにATMを探す必要もありません。最近になり高速料金の支払いが利用できなくなったのはとても残念なことですが、それ以外ならファミマ以外のコンビニでも使えますし、仕事帰りに立ち寄ったレストランなどでも、そこがVISA加盟店なら、現金を前もって引き出さないでも安心して食事を楽しめます。

スルガ銀行のVISAデビットは海外でも使いやすいカードです。口座にお金を入れておけば、世界中で使えるクレジットカードなのですね。

VISAデビットなら日本の口座から現地通貨を引き出すことができる

海外で利用する場合、スルガのVISAデビットが便利なのは、世界中の「Visa」や「Plus」マークがあるATMで、現地通貨をその場で引き出せるところです。両替することなく、日本の口座から現地通貨を引き出すことができるというのはVISAデビットの利点ですね。ですからVISAデビットは留学やホームステイで渡航する学生から、海外出張や長期滞在するようなかたでも一枚持っておくと安心でしょう。日本の口座にお金を入れておけば、渡航先にたくさんの現金を持っていかなくても済むということです。

海外でもATM利用手数料は210円かかり、海外取引事務手数料がさらに3.0%かかりますが、両替することを考えたら、VISAデビットで引き出したほうが絶対おトクだしスマートではないかと思います。両替レートは集中決済された時点でのVISAが指定するレートが適用されます。

クレジットカードがつくれないかたでもデビットカードは発行される

上記のことはデビットカードを使う場合の主な便利さ、代表的な特徴ですが、デビットカードにはまだまだ素晴らしい実質的利点があります。ひとつはクレジットカードと違い入会審査がないということです。これはVISA機能こそ使っていますが、自分の口座で都度決済するカードですから、安定した収入があるとか、居住年数が何年だとかといったことは一切問われません。そのためVISAデビットは15歳から持つことができます。

また債務整理をしてクレジットを利用できないようなかたでも、問題なくVISAデビットは発行されます。ネットでの買い物はカード決済が多いので、事情があってクレジットカードがつくれないというかたは不便だったりしますが、VISAデビットは普通のクレジット決済に利用できますのでつくっておくと良いでしょう。

さらにVISAデビットには破損・盗難などによる損害が補償される保険もついています。補償内容は購入日から60日間の購入商品に対して、年間最高30万円まで補償されますので(免責額は1事故あたり5000円)現金で支払うより安心というメリットがあります。

デビットカードはポイント制ではないが、スルガのデビットにはキャッシュバックがある

クレジットカードは、現金払いとは違いポイントがつくことがメリットになることから利用しているかたが多いと言われています。さすがにスルガのVISAデビットはポイント制ではありませんが、1年間の利用金額に対して、0.2%分が年始にキャッシュバックされて直接口座に振り込まれるようになっています。このキャッシュバックはスルガのVISAデビット特有のサービスでもあり、同じデビットカードを利用するならスルガのVISAデビットが良いと云われる理由にもなっています。

それとスルガのVISAデビットは年会費無料であり、ATMでの入出金は、朝7:00から(ATMによっては8;00、ゆうちょATMは8:45)夕方18:00まで無料となっています。他社のデビットカードはとりあえず年会費がかかりますのでその点だけをとっても、デビットカードはスルガのものがおすすめとなってしまうでしょう。


実際デビットカードを使いこなすとなると、スルガの口座にしっかり現金を納めておく必要があります。そのため、クレジットカードと同じ感覚では使えない面はあります。でもそこでおこる節約感覚こそ、クレジットカードを使うときでも本当は必要なことなのかも知れません。でもクレジットカードを手にしてしまうとどうしても使いすぎてしまいますし、現金がすぐなくなるわけではないので、甘えだってでてしまうでしょう。その悪しき感覚をデビットカードを使うことでなくすことができれば、クレジットカードの使い方ももっと良くなるのではないかと思います。

それになんといってもデビットカードの良いところは、クレジットカード会社からの縛りから解放されているということです。クレジットカードはたしかに便利ですが、便利であるがゆえ、利用者は支払い義務に縛られることになりますし、分割やリボで支払っていればそれが支払い終わるまで、商品の所有権はカード会社にあるのです。毎回一括払いで利用できていれば、カード会社への依存度はかなり低いわけですが、100%ではありません。

もし使っていないデビットカードがあって全然使っていなければ、ためしに使ってみてはいかがでしょうか。

 

クレジットカードを快適に使うには何が大事?

クレジットカードは使い方だけ注意すればとても便利な決済ツールとなるわけですが、誤った使い方をすると生活上、負担になるものです。このサイトは少なくともクレジットカードを便利に役立てていくことを提案するサイトでもあるわけですが、ちょっとクレジットカードの使い方、その便利さと落とし穴についてあらためて整理してみたいと思います。

クレジットカードが使えないと不便になった?

クレジットカードの便利さは一度カードを使えなくなったことがある人は十分分かると思います。じつは私もそのひとりで、はずかしながら、10年近く前に特定調停による債務整理を経験しており、その後約5年ぐらいはクレジットを組むこともクレジットカードをつくることもできない時期がありました。

ただ、クレジットで物を買えないというのは良い一面もあります。毎月のカード支払いは発生しませんし、支払いに窮するストレスもありません。このままずっとカードを使えなくても良いとも思ったこともあります。

ただし現金だけですべて済ませてられるうちは良いですが、必要に迫られて、ある程度の金額のもの買わなければならない場面ではやはり困ります。私の場合は使っていたバソコンが壊れてしまったときがそうでした。バソコンがなければ完全に仕事がストップしてしまうからです。債務整理してからまだ5年ほどしか経過していなかったので、クレジットは使えないのではと思いましたが、ダメもとでショッピングクレジットを組んでパソコンの購入を申し込んでみたら、大かたの予想に反してクレジットの承認がおりたのです。

その後もとくにクレジットは利用していなかったのですが、パソコンを購入してから約2年後にクレジットカードを申し込んでみたら、カードをつくることができました。その後は以前ほどではありませんがクレジットカードを普通に利用しています。

クレジットカードはインターネットで決済する場面でも不可欠なものですし、以前なら使ったことはありませんでしたが、コンビニやスーパーでもクレジットカードが使えるので便利になったと思っています。またガソリンの給油、自動車保険の保険料もカード決済にしています。現在地方に住んでいる関係で電車を使うことが少ないのですが、都市部に住んでいるかたならSuicaは必需品でしょう。Suicaをクレジットカードでチャージしているかたはきっと多いことでしょう。

考えてみるとここ数年でクレジットカードを必要とする場面はかなり増えており、一種の錯覚かも知れませんがクレジットカードがない生活は、かなり不便ではないかとすら感じてしまいます。

クレジットカードは一括払いで利用するのが長く付き合うコツ

でも使う場面が増えたことで、より注意しなければならないのは、クレジットカードに依存しすぎてしまうことです。このように言うと耳が痛いかたも多いでしょうが(それは自分自身もそうです)、クレジットカードに依存しすぎる状態というのは、自分で自由に使える現金以上の額をカードで利用してしまうこと、そして使いすぎてしまったために支払いを分割やリボにしてしまう状態です。

クレジットカードはつねに一括払いで利用できているうちは(または手数料がかからない2回払いや、ボーナス一括払いなど)、かならず利用者がトクするようになっていますが、分割やリボを利用した途端、損する決済ツールに変化してしまいます。一回で払うことができない高いものを買うことが私たちにはあるわけですが、どうしてもという場合を除き、クレジットカードはつねに一括払いで利用することを心がけることが、クレジットカードと長く健全な関係を維持するポイントになるでしょう。

もともとクレジットカードは一括払いしかできないものでしたので、利用枠があって決済できたとしても、次に支払い日には支払えるだけの現金があるかたしか使えないはずのものだったわけです。私の記憶では、80年代ごろまでは銀行系クレジットカードは分割払いやリボ払いはなく、たしか一括払いしか利用できなかったはずで、アメックスなどもあらかじめ手続きをしないと分割払いは使えないようになっています。自分でも完全にできているわけではないですが、これからはじめてクレジットカードをつくって使っていこうというかたは、一括払いに徹して利用するようにしていただきたいと思います。

すべてカード決済が便利?

最近はクレジットカードで決済できるものが増えています。インターネットブロバイダ料金の決済は基本的にクレジットカードが推奨されていますし、公共料金の支払いもクレジットカードで決済できる自治体が増えています。

クレジットカードを利用する魅力は、ポイントを値引きとして捉えて利用できるところですから、どんなものでもクレジットカードで決済して、効率良くポイントを貯めましょうという話が一応成立します。このこと自体は私も間違いではないと思いますし、カードで全部管理できるという状態も悪くないなという気もします。しかしちょっと注意しなければと思うのは、クレジットカードですべて決済するとなると、カード支払日にあらゆる支払いが集中してしまうことになるということです。理論的には、電気料金や携帯料金も口座から直接引き去りされないわけですから、カード引き落とし口座に使わなかったお金を集中させればうまく管理できることになります。しかし何でもそううまくいくとは限りません。つねに口座に余裕があるかたなら無理なくできることかも知れませんが、実際にやってみると毎月27日に固定的な支払いを集中させることが結構難しいという場合もあるでしょう。

クレジットカードに支払い登録するのはすぐできることですから、一気に何でも登録するのではなく、はじめは少しずつ登録して慣らしていくと良いと思います。なんでもクレジット決済にしても残高不足で引き落としできなくなるということはいちばん避けなければならないことですから。

現金がないからカードを使うということでは楽しくない

消費生活のなかでクレジットカードが使える場面が増えて、クレジットカードを取り巻く環境はとても便利になっていることはたしかです。でも便利で使う場面が増えたことで、クレジットカードの使い方においては、その人の感覚が問われるようになったと言えると思います。もちろんそれはこれまでだってそうだったはずですが、総量規制が布かれ、それを境にして、クレジットカード会社も優良な会員を囲い込みたいという考えを強めていますし、規約に反する利用を排除することにも力を入れています。

その反面、利益確保のために、リボ払いや自由払い型などの利用を勧めるような動きも見せており、健全なカード利用とは言えない方向に誘惑されそうな部分もあります。繰り返すようですが、クレジットカードを安全に利用していくなら、一括払いで利用するのがコツであり、また唯一の方法だとも言えると思います。

クレジットカードの使い方には裏ワザなども含めて、色々なおトクな使い方などが語られるわけですが、クレジットカードは決済を代行するツールであることには変わりませんから、何よりも前に、しっかり稼いで口座を枯渇させないことが、クレジットカードを楽しく活用するための生命線であることを忘れてはいけないでしょう。お金がないからクレジットカードを使うということではなく、便利だから、また盗難保険も付いているクレジットカードが安全で快適だからということで使っていきたいものです。

高い年会費を負担してもアメリカン・エキスプレス・カードを使う意味はあるか?

ダイナースクラブと並ぶステイタスカードにアメリカン・エキスプレス・カードがあります。アメリカン・エキスプレス・カードは、どちらかと言えば、ダイナースクラブよりも私たち日本人にとっては馴染みのあるカードと言えるかも知れません。なぜなら、アメックスは使えるお店が多いですが、ダイナースクラブが使えるところはかなり限られてきます。またダイナースクラブとは違い、アメックスには提携カードが結構あります(セゾンカード、MUFGカードなど)。日本での歴史はダイナースクラブのほうが圧倒的に古いですが、利便性や知名度はアメリカン・エキスプレス・カードに軍配が上がります。

またアメリカン・エキスプレス・カードは、券面のデザインが良く印象的です。多くの方の記憶に残りやすいデザインを持っているということも、アメックスの馴染み深さにつながっていと言えます。

それでもアメリカン・エキスプレス・カードは年会費も安くはありませんし、ポイント還元率も平均的なものです。ポイントを効率良くためていきたいという方には、それほど魅力的なクレジットカードではないでしょう。それでもこのカードが人気あるのは、社会的地位の証明にもなる点、そして充実した附帯サービスがカードを提示するだけで利用できるというところにあるわけです。ただしそれらのサービスを利用する機会がなければ、ただ維持費だけが高いクレジットカードとなってしまいます。

アメックスを所有するのなら、アメックスの附帯サービスを利用する機会が多いということがひとつの条件となるかも知れません。

アメックスの空港ラウンジサービスは同伴者1名まで無料となる
アメリカン・エキスプレス・カードは、一般カード(券面がグリーンであることから"グリーンカード"とも呼ばれる)、ゴールド、そしてアメックスからインビテーションを受けた方しか入会できないセンチュリオン・カード("ブラックカード"とも呼ばれる)があります。

一般カードのグリーンカードでも、年会費は12600円、ゴールドカードになると27300円もかかるアメックスですが、使う人によっては、十分元が取れるカードとして使うことができます。

たとえば空港ラウンジサービスですが、アメリカン・エキスプレス・カードは一般カードでも、国内27の空港とホノルル国際空港、韓国仁川国際空港でビジネスラウンジが利用できます。さらにプライオリティパスのスタンダード会員の権利が無料でついてくるので、利用は有料となりますが、プライオリティパスで利用できる世界600ヶ所の空港ラウンジも年会費を負担せず使うことができるのです。しかもアメリカン・エキスプレス・カードの空港ラウンジサービスは同伴者1名まで無料利用となります。

国内の移動の多くで飛行機を使うという方や海外渡航が多い方なら、このサービスだけで、年会費の多くをカバーできるのではないでしょうか。

またちょっと細かいですが、搭乗日の1週間前までにアメックスのメンバーシップ・トラベル・サービスでJALまたはANAの羽田/伊丹空港発国内線航空券を購入すると、搭乗当日に利用できるエアポート・ミール・クーポン(1000円相当分)が貰えます。

この他にも実質的なキャッシュの節約にはなりませんが、手荷物無料宅配サービス、無料ポーターサービス、空港クロークサービスといった空港まわりのトラベルサポートが受けられます。

補償範囲の広い「キャンセルプロテクション」
またゴールドカード限定となりますが、航空便遅延費用補償が自動付帯となり、海外での突発的な航空機遅延により出費を、カード附帯保険でカバーすることができます(乗継遅延費用が最高2万円、出航遅延・欠航搭乗不能費用が最高2万円、手荷物遅延費用が最高2万円、手荷物紛失費用が最高4万円)。

またこれもアメックス・ゴールドだけのカード補償となりますが、急な出張で海外旅行に行けなくなった場合や、突然の病気やケガによる入院で、予約していた旅行をキャンセルすることになった場合のキャンセル費用を補償してくれる「キャンセルプロテクション」があります。

「キャンセルプロテクション」は、アメックスでチケットを購入した演劇、コンサート、映画公演など費用なども補償してくれるほか、同行予定の配偶者がいる場合はその方の分も併せて補償してくれるといった手厚い内容です。

「キャンセルプロテクション」の補償範囲は結構広いので、コンサートや旅行/宿泊費用などはできるだけアメックスで決済したほうが安心でしょう。


これらは実際、アメリカン・エキスプレス・カードの附帯サービスのほんの一部でもあり、ほかにも実質的なメリットになるサービスがまだまだあります。

仕事でもプライベートでもアメックスをフルに活用できる方なら、いっけん高く感じる年会費を負担しても、このカードを所有して使っていく意味があると感じることができるはずです。

誰もが憧れるダイナースクラブとは

クレジットカードのなかでも、ステイタスカードというものは、とても自分では所有できないとしても興味がそそられるものではないでしょうか。

なかでもダイナースクラブカードは、ステイタスカード中のステイタスカードと呼べるものですが、じつは日本ではじめて使われるようになったクレジットカードがダイナースということですから、ちょっと驚きです。

日本でのダイナースクラブは、日本交通公社と旧富士銀行が1960年に「日本ダイナースクラブ」を設立したとのことで、割賦販売の丸井が、ショッピングクレジットカードをすでに発行していたわけですが、クレジットカード専業会社としてはダイナースクラブが初のクレジットカードとなるようです。

なお現在、日本でのダイナースクラブは、シティカードジャパンが発行・運営しています。

利用可能額は一律に設定されていない
ダイナースクラブのいちばんの特徴となるのは、利用可能額が一律に設定されていないということでしょう。ただし全く上限が設定されていないわけではなく、内規としては上限が存在するようです。それでも普通に使っていれば簡単に上限オーバーとなるような額ではないのは確かなようで、初期与信では300万円、その後枠が広がっていき、500万円以上にもなるようです(会員によってはもっと高い上限枠が設定されている方もいる)。

この設定上限額だけ聞いても、普通の人が簡単に入会できないクレジットカードであることは分かりますが、現在では普通のサラリーマンの方でも所有できる程度に入会の裾野は広がっているようです。以前は入会の目安として、年齢は33歳以上で、勤続年数が10年以上の役職者以上、また自営であれば営業年数が10年以上という基準がありましたが、現在公式サイトの表示では27歳以上とされているだけです。まあ、年齢基準が下がっているわけですから、入会できる基準も以前に比べると緩和されていると考えて良さそうですね。

そのむかしは、医者や弁護士でなければ持つことができないとまで言われていたダイナースクラブですが、現在ではけっしてそういうわけではないと考えられます。ただしダイナースクラブが社会的地位の高い職種に従事する方を最も優遇するカードであることは、現在でも変わりありません。

プラチナカードクラスの充実のトラベルサービス
空港ラウンジの無料利用というと、ゴールド以上のクレジットカードに見られる、言わば憧れのカード特典ですが、ダイナースクラブカードは所有しているだけで提携空港のラウンジを無料で利用できます。しかも一般のゴールドカードとは違い、海外のほとんどの空港ラウンジも無料利用の対象となります。

もちろんトラベル系のサービスやサポートは空港ラウンジ利用にとどまりません。宿泊ホテルの特別優待やパッケージツアーの割引、海外航空券情報の提供・オライン予約サービス、各種送迎サービス、有名レンタカーサービスの優待利用などと、トータルで見てもプラチナカードクラスのサービスが普通に利用できると考えれば良いのではないでしょうか。

■ダイナースクラブカードはグルメサービスに強い
ダイナースクラブの誕生逸話として、ダイナースクラブの創業者が、食事に出かけた際に財布を忘れて支払いができなかったという体験から、現金を持たなくても支払いができる仕組みを考え出したという話が語り継がれていますが、カードの名前にもあるように、ダイナースクラブは世界中の有名レストランと多数提携しており、グリメサービスが非常に充実していることでも知られています。

ある程度のクラスのクレジットカードになると、どのカードでもグルメ系のサービスは附帯されていますが、ダイナースクラブほどグルメ系サービスが充実しているカードはないでしょう。

対象レストランの所定コース料理を1名分(または2名様分まで)無料としてくれる「エグゼクティブダイニング」、通常は予約が難しい高級料亭を会員になりかわってダイナースクラブが予約を入れてくれる「料亭プラン」、世界的なフレンチシェフ、アラン・デュカスのレストランで会員限定の特典を利用できるなど、ダイナースクラブならではのグルメサービスが用意されています(もちろん提携店での優待割引なども多数あり)。

人生の楽しみとして、食に重きを置く方に、ダイナースクラブは愛されるカードと言えるでしょう。

コナミスポーツクラブの優待利用が可能
ダイナースクラブに附帯されている各種サービスは、普段の生活の中で使える機会は、正直なかなかないでしょうが、利用頻度が比較的多いだろうということで嬉しい特典にコナミスポーツクラブの優待利用があります。

ダイナースクラブカードのオーナーになると、コナミスポーツクラブのエグザス会員の月会費を2100円割引で利用できるほか、都度会員として全国各地のコナミスポーツクラブを利用することもできるのです。なお都度会員としてなら、系列の『グランサイズ』のほうも利用可能です。

他のクレジットカードでもコナミスポーツクラブの特典は人気があり、この特典が利用できることから、そのカードを利用しているという方も結構います。

日頃の運動不足を解消するために、コナミスポーツクラブをすでに利用している方もいると思いますが、コナミの割引分でダイナースクラブカードの年会費のもとをとることができます。

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